今まで猫たちの結構な療養とケアを見てて、生き物として痛みに強いというのを感じます。
特に野良出身の猫たちは強がってるのもありますけど、痛みへの強さは相当です。

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顔の右側が腫れ、さらに喉の奥にも親知らず的なイレギュラーの歯が生えて喉を半ば塞いでたような参瑚。炎症マーカーはとんでもない数値になってましたが日常生活を送ろうとしていました。
さらに「痛みで飛び上がる猫もいる」と言われる最初の麻酔の筋肉注射もノーリアクション。

それを思うと、如何に痛みに強かったのかが解ります。

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ところが、参瑚が本当に「つらい」と訴えてきたのは2016年3月の保護直後。
この時は野良猫社会に弾かれて足を負傷し、ひとりで見知らぬ土地で車の下で鳴いてた時でした。

心の方がおそらく限界だったんだと思います。
体は強くてもメンタルの痛みには非常に弱かった参瑚。

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一方、体も心も強かった四護。
最期の保護預かりの時点で脾臓の腫瘍は他の臓器を圧迫、最期の日々はそれで出血もあるほどでした。
しかし四護は毅然と表情を変えず。一度だけ、本当に弱気な表情を見せましたが。

ただ、その中にもこうしてドアの前に居座り、外に出さないようにする行動にも出ました。
四護の心の中にもきっとその痛みがあったのだと思います。

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大抵の保護猫はみんな同じです。
純家猫でも、処置に対する嫌がりはあれど、痛みだけであれば相当強いと思われます。
だからこそ人間が猫の異変に気づけるかという難しさが出てくるわけでもありますが。

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痛いからこそそばにいたいという釿汰。
てんかん発作の恐怖から解放された膝上に居たがる翡文。

痛みそのものは解らないですけど、その心のケアはできます。
心の痛みを緩和するのが人間の務めですね。



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