腎臓疾患が半ば宿命である猫たちのバロメータである尿。
一時期は尿を都度採取してpHから尿比重まで細かくみてたのですけど、とにかく水を飲ませて尿を出せば尿石も洗い流せて腎臓や下部尿路への負担が少ないという結論に達してそれを重視してます。

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何はなくともとにかく水を飲んでもらうこと。
pHを気にするのは、7以上になればストルバイト尿石、6未満でシュウ酸Caの尿石ができやすいという事でみていました。

写真 2019-12-10 16 33 08

こちらは2019年の参瑚の尿にあったストルバイト尿石の結晶。
ひどくなると目視でもキラキラ光る結晶が見えるそうです。
参瑚は保護直後から下部尿路が弱く、2016年9月に軽い膀胱炎になりました。
その頃は全くその辺りの知識がなく、抗生物質で治しました。

写真 2019-11-20 16 01 06

こちらは尿比重計の画面。
とはいえ、これでみた所でその日に水を多く飲んだりそうでなかったりでだいぶ変わります。
それに濃いか薄いかはだいたい分かりますね。

そんな感じでそれぞれの猫たちの尿をずっとみているわけですけど、やはり色々と不思議に思う所はあります。

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尿を採取して常温で置いておくと、アルカリ性に傾いていくので冷蔵庫に保存しておく必要があること。
うちで採取した尿をpH試験紙で確認したものと、後に病院で検査したpHでは著しくズレてたんですね。
それで採取した尿を冷蔵庫に入れておいたら、そのズレがなくなりました。これは余り言われてない現象のように思います。

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未去勢のオスの尿はかなり油っぽいこと。
翡文の尿が特にそう感じたのですけど、別の未去勢の猫の尿を調べるとそうでもないので、これは翡文だけの現象かもしれません。

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メスの尿はある条件下では猫砂で固まりにくいこと。
「ある条件下」と書きましたが、それが何かは不明です。

琥麦を含めて何匹かのメスのトイレ掃除をする際に、かたまらず砂が湿ってるだけという事がそれなりにありました。オスではみられない現象なので、これも謎です。

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今はスマートトイレやpHがわかる猫砂など、尿まわりでも調べやすくなってますね。
我が家はとにかく水を飲ませる方向で極めて行こうと思ってます。



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