50匹以上の幼猫・子猫を預かり育て(時にはほぼそのまま里親に渡し)、その中でだいたいの傾向は見えてきます。

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命の危険がある推定生後4週過ぎ、そこで自力で食餌と排泄ができてようやく一安心。
そこで視界もはっきりしてきますし動き回るようになり、世界を認識して獲得していきます。
命が弱い子はそれまでで命を落としますし、弱くてもフォローして育つ子もいます。

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5〜8週で五感も成長して機動力が増し、そして内面では「社会化期」と呼ばれる猫の社会性を身につける大事な時期。
この辺りでそれぞれの個性も際立ってきます。
我が家ではこの辺りのどこかで先住猫と対面させて、巣立っても他のお宅の環境でうまくやれるかを見たりしてます。
社会化期はまだ続きますが、この辺りで「他猫との生活は難しいかな」と判断する事もあります。

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それでも巣立った後は社会化期が終わった時期で、その前後ではその猫の性格も全然変わります。
そのまま我が家で琥麦も環境が変わってないのでベースは変わらないものの、やはり社会化期の頃の性分とは全く別です。時雉もベースはそのままに次男坊猫になりましたね。

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観察してるのは体重の測定、食餌と排泄での身体の成長具合と、他猫やおもちゃの反応などでどれくらい世界を獲得しているか。
例えば視覚聴覚が過敏で怯えやすい子もいるし、その逆にマイペースすぎると思ったら感覚が鈍いみたいなケースもあります。その内面はその子猫にしか解らない事ですが、そのあたりは人間と変わりません。
ものは言わないかもしれないけど、その分雄弁です。

そして鈍いと思ってても神経か回路が突然繋がる事もあります。
それもまただいたいは「個性」になりますが、本当に「こりゃ困ったな」というふうになったのは歴代70匹以上の中で1匹のみ。
まだずっと先になりそうですが、その1匹の話もいずれ語ってみたいと思ってます。



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